伊豆の赤沢に行ってきました。
小さい漁港の近くのダイビングショップから、海を眺めていたら、エプロンをかけた近所のおばちゃんが波打ち際で何かを拾っている様子。
すぐ、おばちゃんのところに行きましたよ。
「何を拾ってるんですか?」
するとおばちゃん、
「テングサ! ところてんを作るの。」
へー、自分で作るんだぁ。 尊敬!
私も 【テングサ → ところてん】 の図式は知っていたし、テングサが海草ってことも知っていました。
でも、海の中に種々ある海草の中で、テングサを指差しなさいと言われたら、自信を持ってこれとは言えなかったと思うんですよね。
あれだけ、ブームになったのに、情けない。
ひとしきりテングサを観察した後、おばちゃんにところてんの作り方を教わっちゃいました。
下の写真がおばちゃんが採ったテングサです。ちょっとテングサ以外のも混ざっているけどね。
これを干して、水をかけて、干して、水をかけて、と何度も繰り返すと、この赤色が抜けて、白くなっていくんですって。白くなった状態で乾燥させておけば、長く保存できるらしい。
さて、乾燥したテングサはまた水に戻します。それをお釜で煮ます。お釜1杯に、茶碗1杯のお酢が適量。煮たら、漉す。型に入れる時、もう一度さらしで、漉す。そしてそのまま冷めるまで待ち、十分に冷めたら冷蔵庫へ。
おばちゃんは長年の経験を語ってくれたのだから、正確な分量なんて聞いちゃだめ。野暮ってものでしょう。
台風は大変だけど、過ぎ去った後はテングサが打ちあがるから、おばちゃんたちにとっては楽しみでもあるんだそうです。
そんなスローな生活、うらやましいと思いません?
