ドブロクニクからは、アドリア海沿岸をバスで北西へ移動しました。
紀元3世紀、ローマ帝国を統治したディオクレティアヌス帝が、退位後に建造し、余生を過ごしたといわれる宮殿が残るスプリットの街を訪問。
宮殿の外は、カフェが軒を並べる海辺のリゾート地なのに、カフェの上を見ると古代ローマ時代の香りを残す宮殿の城壁が残っています。でも由緒ある遺跡の城壁の小さな窓からは生活臭たっぷりの洗濯物がパタパタパタパタ。
宮殿の中には、後世、普通の人々が入り込み、広い部屋を小さく区分けして住居を拵えたのだとか。今でも3千人の人々が住んでいるそう。
摩訶不思議だけど、愛嬌のある街です。
宮殿にはまだまだ歴史的価値のあるものが残されている可能性が大なので、さらなる調査を必要としているそう。でも、住人がいるために発掘もままならないとか。
住人にとっては、遺跡の研究よりも、日々の生活のほうが大切といったところでしょうか。
おもしろい。
スプリットの後に訪ねたのは、プリトヴィツェ国立公園。
ここは世界自然遺産に登録されています。大小92の滝と16個の湖が散らばる絶景ポイント。「神聖な水の楽園」と呼びたい雰囲気です。
エメラルドグリーンの湖は透明度が高く、上から下に段々畑風に連なっています。この段々畑は、石灰岩の地層を通ってきた水に含まれる炭酸カルシウムが固まって「石灰華」になり、これが気の遠くなるような長い年月をかけて堆積し、何カ所にも堰を築いて、出来上がったもの。自然の造作にはいつも驚かされます。
ここの水は飲んでもいいと言われたので、一口手ですくって飲んでみました。
冷たく、やはりミネラル分の濃い味がしましたよ。おいしい。
でも、おなかが弱い人は気をつけてくださいね。
プリトヴィツェでは、地元のお料理ということで、「虹鱒」いただいちゃいました。鉄板焼きで。
付け合せには、柔らかく煮た人参と黄色っぽい色のインゲン。そしてほうれん草とジャガイモを煮たもの。素朴な味が、とても懐かしい感じがしました。
虹鱒は世界遺産の湖で釣れたものではありません。近隣の川で捕れたもの。中央クロアチアではとてもポピュラーな食材のようです。
デザートもとても素朴。
クロアチアのお母さんたちが良く作ってくれるという揚げパンが出てきました。フワフワ感が、やはり懐かしい。
とても、おいしゅうございました。ありがとう。
