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大変、ご迷惑をお掛けいたしました。

さて、寺津小・中学校の続きです。
寺津中学校は、1学年3クラスくらいの規模の学校。小・中一貫教育を提唱している学校ですから、ほとんどが寺津小学校からそのまま寺津中学校に進学しています。
現在、寺津中学校には栄養教諭が1名おられます。女性の先生で、ここではE先生と呼ばせていただきます。

校長先生はじめ、先生たちは元気のない生徒がいたりすると、必ずE先生のところにいくそうです。
「○○が、最近元気がないんだけど・・・・・・。」
すると、E先生は、
「あの子の家は、じいちゃんが今、病気で寝てるから、家の中がちょっと大変なんです。」
なんて答が返ってくるそう。

そうなんです。E先生は、生徒全員の家庭のことまですべて熟知しておられるのだとか。
これも、E先生が、寺津小・中学校が食育のモデル校に指定された当初から、学校といっしょに食育に携わったということ、さらに、小・中一貫教育を実践しているということが合致してできる好例なのではないのかしら?
もちろん、E先生のお人柄があってのことなのは言うまでもありません。

食育のシンポジウムでは、参加者からE先生への質問もありました。
「E先生は、子供の嫌いなものばかり出されるそうですが、それでも、残菜がすくないそうですね。うちも早くそうなりたいのですが。」
会場が穏やかな笑い声で満たされている中を、E先生がマイクの前に立たれました。
「私は、子供が嫌いなものを出しているわけではありませんよ。」ここでまた、笑い声。
「子供の健康にいいものばかりを出しているのです。健康にいいものは、だいたい子供は嫌いなんです。例えば、切り干し大根はとても体にいいけれど、大体残りますよね。でも、寺津の子供たちは、自分たちで作る給食のメニューにも切り干し大根を入れるほどになっています。昨日の給食がそうでした。昨日も残菜はゼロでした。」
いかに、子供たちが食に通じているか、わかりますよね。

講演が終わって、体育館の外に出たら、
「こんにちは!」
という大きな声が聞こえてきたので、ビックリ!
声の方向を見ると、ジャージーを着た女生徒3人が大きな笑顔でこっちに向かって挨拶してくれていました。
「こんにちは。」
久しぶりに見た、満顔の笑み。屈託がなくて、かわいかったー。


※寺津小・中学校の食育の本が出版されました。本の写真を、当「食育ラボ」服部先生の食育活動のページで紹介しています。

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