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2008年10月 アーカイブ

2008年10月09日

食育 - 子供の時から

ポルトガル流の玉ねぎのみじん切りを紹介しましたが、これは決してオススメしているわけではありませんので、ご了解ください。
ポルトガル生まれの先生は、子供の時から慣れ親しんだポルトガル流のやり方の方が楽だというだけのこと。

なんだって変わったことやってみたいじゃないですか。
それで私もチャレンジしてみたわけです。

日本で料理を覚えた私にとっては、もちろん、まな板の上でみじんにする方が勝手がいいし、何倍も早い! それに、肌理も細かくて、大きさだって均一に出来上がります。

子供の頃から見ていたり、最初に習ったことがやはり身につくんですね。

子供の頃からという話繋がりで・・・・・・。

先日、耳鼻咽喉科の先生(博士)の話を聞く機会がありました。
テーマは「源氏物語と香り」。
平安時代の街中は相当臭かった! とか、そのためにお香文化が発達したなどとても興味深いお話を伺いました。

冒頭に先生がおっしゃったのは、「嗅覚は学習することで磨くことができる」ということ。
香水などの調香師も、生まれた時から嗅覚が優れていたわけではなく、訓練の賜物なのだそうです。

どんな訓練? と思いますよね。
ちゃんと、伺いましたよ。
なんてことはない。目隠し訓練だそうです。
目隠しして、いろんな匂いをかがせ、判断できるようにさせることです。
味と匂いって、密接な関係にありますよね。
子供の頃から味覚や嗅覚の訓練をしてあげると、敏感な味覚や嗅覚を持った人になれるようです。人生楽しくなるでしょうね。

ここで大人の皆様にも朗報!
実はこの方法、子供だけでなく、大人にも有効だそうですよー。
私も、いろんなものをより美味しくいただくため、目隠し訓練に励もうと思っています。

2008年10月20日

食育の旅 - ギリシャ・ヒオス島

「ただいまー!」

「行ってきます」の挨拶無しで、「ただいま」とは・・・・・・、ですよね。

昨年に引き続き、今年もギリシャに行ってきました。
今年は、ヒオス島のしかも南部の村でしか採取できない、幻のマスティハを求めての取材旅行です。

とても静かな島で、人々の心も佇まいも素朴!
ここには、ヒポクラテスの時代から、健康に良いとされるマスティハがあるのです。
マスティハは、漆科の木の樹液。
これがガムになったり、オイルやパウダーにしていろんな食べ物や化粧品に使ったり、香料として使われたりしています。

マスティハの正体は、取材原稿を書いた後に詳しく紹介するとして、今日は、魅惑のヒオス島の、これまで日本人の取材クルーもいくつか来たけれど、いまだ紹介されていない穴場のポイントを紹介します。
穴場の地名は「アナバトス」。穴場の都市 → アナバトシ → アナバトス と覚えてください。余計なお世話ですが。

ヒオス島唯一の世界遺産、ネア・モニ修道院を見学した後に行きました。ネオ・モニ、もちろんすばらしい修道院です。でも、私にはアナバトスの方が圧倒的に感動的でした。
オスマントルコが攻め入ってきた際、先生と子供たちが村に残され、囚われ、辱めを受けるくらいなら死んだほうがましと、村の断崖から飛び降りたというエピソードが残っています。ギリシャは食事も日本と似ているけれど、精神も日本人と似ているのですね。
(ちょっと短絡的な意見ではありますが・・・・・・)

ま、いずれにしても見てください。アナバトスの風景。

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わかってもらえるかなあ。
写真は、対面の山から撮ったものです。間にあるのはもちろん崖。
崖の上にあるのは石の家々!
ギリシャの別の世界遺産、メテオラの修道院を想像しますが、これは修道院でもなんでもなく、人家だったそうです。だから、色も土色一色。
見ていると魂が揺さぶられるような感じです。
ほんとに、観光地を紹介するバスのドライバーさんもほとんど知らないそうですよ。ヒオス島自体、これを観光地としてPRすることをせず、保存したいという気持ちの方が強いらしいです。
どのガイドブックにも載ってないですから、あしからず。

ヒオス島中部の山の中、断崖絶壁の上。
夏は人口20名。秋から冬は人口1名。今はおばちゃんがただひとりで、家畜の世話をしながら村を守っているのだそうです。
「寂しくない?」って聞いたら、「寂しくはないわ。週に1度は食料を運ぶバスがやって来るから」だって。
すごい! おばちゃん。

下はアナバトスの入り口の街並み。ここはまだ新しい。
先の写真の頂上までは行けません。

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下が、冬場アナバトスをひとりで守るおばちゃんと教会。

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ここの旅人が残すメッセージノートに初めて漢字を残してきました。
感激!

2008年10月22日

食育ダイニングクラブ - 秋の薬膳

前回の食育ダイニングクラブ。テーマは「秋の薬膳」でした。
まさか、薬膳料理を自分で作れるとは・・・・・・。
感慨深いものがあります。
だって、一人暮らしを始めたウン十年前は、味噌汁の作り方すら知らなかったのです。私。

講師は、服部栄養専門学校の国際薬膳調理師、白木悦樹先生。この国際薬膳調理師という資格の保持者は全国に30名だけで、東京都にはわずか4人しかおられないとのこと。
その中の貴重なお一人が白木先生(写真右)なわけです。素晴らしい。

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「薬膳」の考え方のコンセプトは、
「人は自然から離れられない。人体と自然の変化は相互に適応している。カラダをひとつの統一体として、全ての臓器や期間は関連しあっている。」ということ。
全てを学ぶことは難しいのですが、さて、私たちは一体どうすればいいのか。
基本は、
「その土地で採れる、旬のものを食べる」
「食べ物は生命のエネルギー源。植物なら皮も葉も根も残さず食べてパワーをもらおう」
です。
まさしく「食育」の基本でもありますよね。

秋は、乾燥の季節。鼻・喉・皮膚の乾燥、咳、髪の毛のパサつき、尿の減少、「肺」や「大腸」も乾燥し、便秘や乾燥便などの症状が現れる季節なのだそうです。
私も、鼻が乾燥や花粉に弱いので、花粉症みたいな症状が既に出てきています。マスクしている人も多く見かけます。
なので、「秋の薬膳」メニューには、「清熱・潤燥」「滋陰・潤肺」を備えた食材を使ったものがいいのだそうです。

というわけで、メニュー!
1.腐皮章魚片沙律
2.枸杞蛤仔露艘笋羹
3.乾焼紅花有頭蝦
4.荷葉百合糯米飯
5.羅漢銀耳杏仁凍
です。
私も読めません。

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それでは、突然ですがクイズ。
上の1.~5.の説明として相応しいものを下のa.~e.の中からそれぞれ選びなさい。

a.あさりとアスパラのスープ
b.百合根、銀杏入りはすの葉ちまき
c.杏仁豆腐の羅漢果シロップがけ
d.生湯葉とたこのサラダ仕立て
e.紅花入り海老のチリソース

これだとなんとなく、分かる。

正解は、1-d、2-a、3-e、4-b、5-c でーす。

今期の全メニューの中で一番おいしかった! との評価も出てきた、薬膳メニューでした。
エビチリのソースなんて絶品でした。海老を頭ごと使うことでエビミソの風味を出すということと、隠し味に甘酒を使うのがコツでしょう!
思い出しても涎が出ます。

下は、古代中国人の生活、実践から生まれた五行理論を表にしたもの。
ご参考までに。

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この理論から行くと、話題のバナナダイエットは冷え性の方には向かない(効かない)そうですから、ご注意を!

2008年10月31日

食育 - お紅茶で!

この写真の道具や素材で作る紅茶。それはなんでしょう?

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答え。スパイスティです。
今回の紅茶セミナーのテーマはスパイスティでした。
カレーでスパイスにはまって以来、ちょこっとスパイスの勉強はしたのですが、スパイスティ作りは初めてです。
講師はいつものあざみ野のハバナ・スィートの後藤先生。この日は「カルダモン」「ジンジャー」「ナツメグ」「シナモン」「クローブ」を用意してくださいました。馴染み深いものばかりですね。

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これらの分量を量って、好みの割合にし、木の臼や大理石の臼でつぶすわけですよ。それを茶葉に混ぜます。力仕事ですが、ゴリゴリやってると、なんだか優雅な気分になってきました。
スローライフやってるぞ、みたいな。
但し、感情に浸りきってつぶしすぎにはご用心を。私はこれで失敗しました。

白いカップがスパイスティのテイスティング用カップですが、お茶を出す時にカップのギザギザに茶葉やスパイスが詰まって、なかなか出てこず、にがーいお茶になってしまいました。

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スパイスって身体にいいでしょ。
これを飲んだら、なんだか身体がポカポカしてきます。
そういえば、風邪を引いたときに、生姜とハチミツや黒糖を入れて飲むとすぐ治りますが、それと同じですよね。紅茶は身体を暖めるので、風邪にとってもいいわけです。
カルダモンは胃をスッキリさせてくれるし。ナツメグはお腹の膨満感を抑えてくれます。
他にも、アニスシードやペッパーを使っても良いようですよ。

ハバナ・スィート紅茶セミナーのもうひとつのお楽しみ!
ランチです。今日は、ローストビーフのサンドイッチとマフィン。もちろんお店の手作り!

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デザートはハロウィーンにちなんで、カボチャのタルト!

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いつもおいしゅうございます。
ごちそうさまでした。