「ただいまー!」
「行ってきます」の挨拶無しで、「ただいま」とは・・・・・・、ですよね。
昨年に引き続き、今年もギリシャに行ってきました。
今年は、ヒオス島のしかも南部の村でしか採取できない、幻のマスティハを求めての取材旅行です。
とても静かな島で、人々の心も佇まいも素朴!
ここには、ヒポクラテスの時代から、健康に良いとされるマスティハがあるのです。
マスティハは、漆科の木の樹液。
これがガムになったり、オイルやパウダーにしていろんな食べ物や化粧品に使ったり、香料として使われたりしています。
マスティハの正体は、取材原稿を書いた後に詳しく紹介するとして、今日は、魅惑のヒオス島の、これまで日本人の取材クルーもいくつか来たけれど、いまだ紹介されていない穴場のポイントを紹介します。
穴場の地名は「アナバトス」。穴場の都市 → アナバトシ → アナバトス と覚えてください。余計なお世話ですが。
ヒオス島唯一の世界遺産、ネア・モニ修道院を見学した後に行きました。ネオ・モニ、もちろんすばらしい修道院です。でも、私にはアナバトスの方が圧倒的に感動的でした。
オスマントルコが攻め入ってきた際、先生と子供たちが村に残され、囚われ、辱めを受けるくらいなら死んだほうがましと、村の断崖から飛び降りたというエピソードが残っています。ギリシャは食事も日本と似ているけれど、精神も日本人と似ているのですね。
(ちょっと短絡的な意見ではありますが・・・・・・)
ま、いずれにしても見てください。アナバトスの風景。

わかってもらえるかなあ。
写真は、対面の山から撮ったものです。間にあるのはもちろん崖。
崖の上にあるのは石の家々!
ギリシャの別の世界遺産、メテオラの修道院を想像しますが、これは修道院でもなんでもなく、人家だったそうです。だから、色も土色一色。
見ていると魂が揺さぶられるような感じです。
ほんとに、観光地を紹介するバスのドライバーさんもほとんど知らないそうですよ。ヒオス島自体、これを観光地としてPRすることをせず、保存したいという気持ちの方が強いらしいです。
どのガイドブックにも載ってないですから、あしからず。
ヒオス島中部の山の中、断崖絶壁の上。
夏は人口20名。秋から冬は人口1名。今はおばちゃんがただひとりで、家畜の世話をしながら村を守っているのだそうです。
「寂しくない?」って聞いたら、「寂しくはないわ。週に1度は食料を運ぶバスがやって来るから」だって。
すごい! おばちゃん。
下はアナバトスの入り口の街並み。ここはまだ新しい。
先の写真の頂上までは行けません。

下が、冬場アナバトスをひとりで守るおばちゃんと教会。


ここの旅人が残すメッセージノートに初めて漢字を残してきました。
感激!
